ストーリー自体は、アルマゲドンと同じく、地球に迫りくる小惑星を阻止するために、宇宙飛行士が隕石に乗り込み、
穴を開け、核爆弾によって爆破するというストーリー。
しかし、こっちのほうがずっとよく調べてあり、リアルに描かれています。小惑星が太陽風や熱にさらされてガスを噴
出させている様子や、極めて弱い重力しかない小惑星の上で作業をしている様子など、しっかり描かれていると思う。
アルマゲドンが、地球を救うために小惑星阻止にむかう主人公たちを中心に描いたヒーロー活劇という感じなのに対
し、ディープインパクトは、飽くまで、迫りくる小惑星をまえに、混乱する人々を描いているという感じです。アルマゲドン
では、徹底的に主人公たちのキャラクターが立てられていたのですが、この映画では、小惑星阻止に向かう宇宙飛行
士たちのキャラを意図的に立てていない感じがします。
アルマゲドンと、ほぼ同じ時期に公開された映画ですが、アルマゲドンの方がヒットしちゃったんだから、映画ってわか
らないもんです。